Tuesday, March 03, 2026 6:43 AM
自動運転の英ウェイブ、15億ドル資金調達
自動運転車(AV)向け人工知能(AI)の開発に取り組む英国のウェイブ(Wayve)は、シリーズDラウンドで15億ドルの資金を調達し、企業評価額は86億ドルに達した。累計調達額は25億ドルとなった。
オートモーティブ・ワールドによると、今回のラウンドはエクリプス・ベンチャーズ、ボルダートン・キャピタル、ソフトバンク・ビジョン・ファンド2が主導し、既存の出資者ではマイクロソフト、エヌビディア、ウーバーが参加。自動車業界からは初めてメルセデス・ベンツ、ステランティス、日産が参加した。
配車サービスのウーバーは、複数国(10都市)でウェイブのソフトウェアを搭載したロボタクシー(自動運転タクシー)を導入する資金として、一定のマイルストーン達成を条件にウェイブに3億ドルの段階的出資を行い、最初の都市としてロンドンで年内の運用開始を予定している。
メルセデスとステランティスは自社車両にウェイブの自動運転システムを搭載する可能性を検討中で、日産は2027年に導入予定の次世代「プロパイロット」運転支援システムに同技術を統合することを正式決定している。
アレックス・ケンドールCEOは「ウェイブは研究開発から商業化の段階へ移行しつつある」と述べ、同社の自動運転システム「AIドライバー」を搭載した最初の市販車(日産製)は来年発売予定で、当初はハンズオフだが前方監視を必要とするSAEレベル2のシステムを提供するという。また、テスラ以外のすべての西側諸国の自動車メーカーとソフトウェアのライセンス供与について協議していることもほのめかした。