Wednesday, September 16, 2026 7:05 AM
欧州でEVの経済性が急速に向上
欧州では、EVがガソリン車より環境に優しいだけでなく、「経済的にも安い」選択肢になっている。
◇走行コストと購入価格が大幅改善
エレクトリック・カーズ・リポートによると、国際クリーン交通評議会(ICCT)の分析では、2025年に欧州連合(EU)域内で自宅と公共設備を併用して充電したバッテリー式EV(BEV)の走行コストは、同等のガソリン車より33%も低かった。26年も、内燃エンジン車(ICE)のエネルギーコストが12〜36%上昇した一方、BEVの電気料金はほぼ安定しているため、この差がさらに拡大している。
また、BEVのもう一つの弱点だった高い購入価格も、ICEとの差が急速に縮まっている。ドイツで約10万台の車両価格データを分析したICCT調査では、25年には主要3セグメントでBEVとガソリン車の購入価格がほぼ同水準となった。
欧州で販売されるEVの車種も、20〜25年に4倍に増加し、消費者の選択肢は大きく広がっている。
背景にはバッテリー価格の大幅な低下がある。世界のバッテリーコストは20〜25年に35%下落した。インフレや航続距離など車両の性能・仕様の違いを調整すると、ドイツのEV購入価格は同期間に18%低下し、ガソリン車の価格は約2%上昇した。今後も電池技術の進歩とメーカー間の競争によってEV価格は低下すると見込まれる。