Thursday, September 17, 2026 7:21 AM

ランドローバー、米国でピックアップ生産へ〜ステランティスと協力

 ジャガー・ランドローバー(JLR)は、ステランティスと進めている米国市場向け提携の第一弾として、高級4WD「ディフェンダー」のピックアップトラックを市場投入する。

 オートモーティブ・ニュースによると、生産はステランティスが米国内で行い、ランドローバーは輸入車に課される25%の関税、いわゆる「チキン・タックス」を回避できる。

 両社は今年5月、米国で製品開発における協業の機会を探るための覚書を締結しており、年末に正式決定する予定。この覚書は、両社が「製品および技術開発において相互補完的な強みを活用し、両社に価値をもたらすためさまざまな分野で相乗効果を生み出す」という意思表明で、法的拘束力はない。

 JLRのPB・バラジCEOによると、同社は米国事業を「現在のJLR全体の事業規模に匹敵する大きさ」まで拡大することを目指しており、ステランティスとの提携は米市場における長期的な成長計画を支える。

 JLRは同社の最大市場である米国で販売する車をすべて輸入しており、25年にトランプ大統領が導入した関税によって、英国で生産した車には10%、EUで生産した車(スロバキア製ディフェンダーを含む)には15%の追加関税がかかる。

 米国で生産するモデルは、単に人気車種をステランティスの米工場へ移管するのではなく、ステランティスの協力を得て新しく開発する予定で、新たなセグメントへの進出を図る。米国は世界最大のピックアップトラック市場で、かつてJLRの最大市場だった中国で販売が減少していることから、同社にとって重要性が高まっている。