Wednesday, June 29, 2016 10:33 AM

VW、反転攻勢に課題山積 信頼失墜、米販売は低迷

 ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は28日、排ガス規制逃れ問題を巡り最大約153億ドル(約1兆5700億円)の支出で米当局などと和解することで合意した。信頼が失墜した米国で反転攻勢を狙うが、司法省による刑事責任追及の可能性など依然として課題は山積。販売が低迷する米国での巻き返しは容易でない。

 「米国民の信頼を取り戻すため、多くの問題が残されていることを理解している」。VWのミュラー会長は、昨年9月に規制逃れが発覚した米国での和解合意を「重要な一歩」と強調した。

 合意の柱として、米国で違法ソフトウエアを搭載した不正車両の大半に当たる排気量2000ccのディーゼル車を所有者から買い取り、賠償金も支払う。自動車大手関係者は「VWは破格の条件に応じた」と指摘する。(共同)