Tuesday, November 08, 2016 10:20 AM
日露首脳、12月に連続会談 経済重視で東京開催調整
日本、ロシア両政府は、安倍晋三首相とプーチン大統領が12月15日の山口県長門市での首脳会談に続き、翌16日にも東京で会談する方向で調整に入った。経済面の実利を重んじるロシア側が要請。山口での会談を重視する日本側は慎重だったが、北方領土問題の進展につながるなら譲歩する必要があるとして、連続会談の実施に傾いた。会談の成果を盛り込んだ共同声明の発表も検討する。複数の日露外交筋が8日、明らかにした。
プーチン氏は山口会談後、東京に移動し、経団連などが主催する経済フォーラムに出席する。訪日には数百人規模の企業関係者が同行する予定で、ロシア側は経済交流拡大の好機と位置付ける。安倍首相が5月に示した8項目の対ロシア経済協力で、日本側から踏み込んだ対応を引き出す狙いがあるとみられる。
外交筋によると、東京での首脳会談は、岸田文雄外相や世耕弘成ロシア経済分野協力担当相(経済産業相)ら、双方の担当閣僚も参加し、経済協力を中心に協議する展開を想定している。(共同)
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