Thursday, June 30, 2016 10:31 AM

離脱派ジョンソン氏不出馬 残留派の内相ら5人立候補

 欧州連合(EU)離脱を選択した英国の次期首相を決める与党保守党の党首選の立候補が30日正午(日本時間同午後8時)に締め切られ、残留派のメイ内相(59)や、離脱派のゴーブ司法相(48)ら5氏が届け出た。離脱派リーダーで最有力視されたジョンソン前ロンドン市長(52)は突然、不出馬を表明、EUとの離脱交渉を担う次期首相選びは混沌としている。

 メイ氏が有力とみられるが、ゴーブ氏らがどこまで支持を得るか不透明。新首相は9月初旬までに選ばれ、EUに離脱を正式通知した上で、今後のEUとの関係を具体化する原則2年間の厳しい離脱交渉に臨む見通し。

 英国を除くEU27カ国は29日の非公式首脳会議で、英国がなおもEU市場に参加するには「人の移動の自由」も受け入れるよう求める姿勢を明確にした。英国は移民の流入を制限したい立場。(共同)