Thursday, June 30, 2016 10:31 AM

実行犯はチェチェン人か トルコ空港テロ死者43人に

 トルコ最大都市イスタンブールの国際空港で起きた自爆テロで、トルコ当局者は30日、実行犯3人の国籍はロシア、ウズベキスタン、キルギスと明らかにした。トルコメディアによると、ロシア国籍はロシア南部チェチェン共和国出身とみられる。トルコのアラ内相は同日、死者が43人になったと明らかにした。

 ブレナン米中央情報局(CIA)長官は29日、過激派組織「イスラム国」(IS)の「悪行の特徴が表れている」と述べ、ISによる犯行の可能性が高いとの見解を示した。

 スター紙などによると、ロシア国籍のチェチェン人は、ISの本拠地シリア北部ラッカからトルコ入りした。ロシア通信は、1980年生まれのアハメド・チャタエフ容疑者で、違法な武装集団に加わったとしてロシア当局が2008年に指名手配していたと報じた。チェチェンと隣り合うダゲスタン共和国の出身者との情報もある。(共同)