Thursday, June 30, 2016 5:41 PM

S&P、EUを格下げ 英離脱で「結束弱まる」

 格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は6月30日、欧州連合(EU)の長期信用格付けを、上から3番目の「ダブルA」へと1段階引き下げたと発表した。

 英国民投票でEU離脱派が勝利し、EUの信用を裏付けている結束力が弱まったと判断した。格付けの見通しは「安定的」とした。

 S&Pは、EUが今後、歳入や歳出の見通し、財政の柔軟性の面で不確実性にさらされることも格下げの理由に挙げた。(共同)