Thursday, June 30, 2016 5:42 PM

北朝鮮核「世界の脅威」 国連討論会で別所大使

 日米韓3カ国の国連代表部は30日、ニューヨークの国連本部で、国連安全保障理事会が3月に採択した対北朝鮮制裁決議の履行に関する公開討論会を開催した。別所浩郎国連大使は北朝鮮の核・ミサイル開発について「もはや(アジア太平洋)地域だけの問題ではない。世界全体への重大な脅威だ」と述べ、国連加盟国に履行の徹底を訴えた。

 米国のパワー国連大使は制裁の履行が「北朝鮮の国際的な(兵器の)調達網を断つための唯一の方法だ」と強調。制裁の最終的な目的は北朝鮮を朝鮮半島の非核化に向けた交渉の場に引き戻すことだとも指摘した。

 討論会には安保理の北朝鮮制裁委員会の下で制裁違反を調べる専門家が出席し、制裁の履行状況について説明した。(共同)