Wednesday, December 07, 2016 4:47 PM

川内原発1号機、今夜稼働 検査継続、年明け営業運転

 九州電力は8日夜、定期検査で運転を停止している川内原発1号機(鹿児島県薩摩川内市)の原子炉を起動させる。起動後も、安定的に運転できているかなどを引き続き検査し、当初の予定通り来年1月6日の営業運転再開に向けた準備を進める。新規制基準下で、定期検査のために停止した原発を稼働させるのは初めて。

 九電によると、8日午後9時半から原子炉内の制御棒を引き抜き、核分裂を起こす。9日午前には核分裂反応が連続する「臨界」に達し、11日に発電を始める。

 九電は6日、原子炉が起動することを文書で鹿児島県に通知。脱原発を掲げる三反園訓知事は事実上稼働を容認しており、県側から稼働の延期要請はなかったという。(共同)