Thursday, December 08, 2016 4:52 PM

パリで「リカちゃん」展 50周年を記念

 着せ替え人形「リカちゃん」の誕生から来年50周年を迎えることを記念し、日本玩具文化財団(東京)などは、パリで初の人形展「リカ〜『カワイイ』のシンボル」を開催した。メーカーの設定でリカちゃんの「父」はフランス人とされ、主催者らは「友好の懸け橋として、今後も期待している」と話した。パリ日本文化会館で17日まで。

 公式設定によると、リカちゃんの父は音楽家のピエール氏で、母はファッションデザイナーの香山織江さん。フランスに対する少女らの「憧れ」が背景にあるといい、1967年の発売から現在までリカちゃんは「小学5年生」のままだ。

 フランス菓子マカロンのドレスや「桜祭り」「茶摘み」など日本の行事をテーマにした衣装を着た約100体を展示。女子高生リュシーさん(16)は「家族にまでこだわった物語的な設定はフランスにない感覚で、とても面白い」と話した。(共同)