Friday, December 09, 2016 10:04 AM

紛争地の子ども5億人 ユニセフ設立70年に発表

 国連児童基金(ユニセフ)は8日、全世界の子どもの約4分の1に当たる推定5億3500万人がシリアなどの紛争地や自然災害の被災地で暮らしていると明らかにした。

 ユニセフは11日に設立70周年を迎えるのを前に「生命が危機にさらされている子ども」(レーク事務局長)の数として発表した。こうした子どもは家を追われて搾取され、十分な医療や教育を受けられないことも多いと警鐘を鳴らしている。

 地域別ではアフリカのサハラ砂漠以南(サブサハラ)が最も多く3億9300万人を占め、中東・北アフリカが続いた。(共同)