Friday, December 09, 2016 10:06 AM

解放まで攻撃続くとロシア外相 アレッポ、中止は一時的か

 タス通信によると、ロシアのラブロフ外相は9日、ロシアが後ろ盾になっているシリアのアサド政権軍による北部アレッポでの攻撃について「アレッポ東部が反体制派から解放されるまで続く」との見通しを示した。訪問先のドイツ北部ハンブルクでの記者会見で述べた。

 ラブロフ氏は8日、アサド政権軍がアレッポで市民8千人を避難させるために攻撃を中断したと表明していた。9日の発言は、中断は人道的理由による一時的措置だと強調した格好だ。

 ラブロフ氏は7、8両日に反体制派を支援する米国のケリー国務長官と会談し、10日に米露当局者によるアレッポ情勢の協議をスイス・ジュネーブで開催することで一致したと発言。協議は、アレッポ東部からの反体制派撤退で米国と合意するための「良い機会だ」と期待感を示した。(共同)