Wednesday, January 04, 2017 12:11 PM

「一つの中国」で駆け引き 軍事・外交で対抗

 昨年5月に発足した台湾独立志向の民主進歩党の蔡英文政権は「一つの中国」原則を受け入れていないため、中台関係は冷え込んでいる。トランプ次期政権下で、双方が駆け引きを強める可能性は高い。

 中国は同原則について「守らなければ必ず対抗措置を取る」(政府当局者)構えで、同原則の重要性をトランプ氏に知らしめるため、軍事・外交分野で既に着々と手を打っている。

 中国政府系シンクタンクの専門家は、中台が敵対するリスクが高まっていると分析した上で「台湾が中国の一部であることを変えさせない能力が中国にはある」と指摘、主導権は中国側にあると主張する。(共同)