Thursday, January 05, 2017 12:11 PM

チリ中部に潜伏か 仏紙、容疑者名を報道

 フランスに留学中の筑波大3年、黒崎愛海さん(21)が行方不明になっている事件で、5日付のフランス全国紙パリジャンは、殺人容疑で国際手配されているチリ人の男はニコラス・セペダ・コントレラス容疑者だと顔写真付きで報じた。チリのメディアは容疑者とみられる人物がチリ中部セレナのマンションに潜伏している可能性があると伝えた。

 チリ捜査当局は4日、同容疑者の引き渡し要請をフランス側から受けたと明らかにした。今後、所在確認を急ぎ、捜査を本格化させるとみられる。

 パリジャンなどによると、同容疑者は黒崎さんが行方不明になる前、スイス・ジュネーブの空港を経て、黒崎さんが通う大学があるフランス東部ブザンソンに入った。昨年12月4日、レンタカーを使ってブザンソンの南東約20キロのオルナンにある美術館を2人で見学した後、レストランで食事をした。(共同)