Thursday, January 05, 2017 12:12 PM
違反相次ぎ、対話不透明に 米国抜きシリア停戦1週間
ロシアとトルコが米国抜きで主導したシリア内戦の停戦が発効して6日で1週間。全体状況は落ち着いているものの、停戦違反が徐々に増加し、アサド政権と反体制派は互いを非難し合う。ロシアとトルコは内戦当事者による政治対話につなげたい意向だが、実現は不透明になりつつある。
新年早々、トルコで大規模テロが発生し、今年も過激派組織「イスラム国」(IS)が国際社会の安全保障上の脅威と認識される中、シリア情勢の主導権を失った米国は停戦の動向を静観し、存在感の低下が際立つ。
昨年12月中旬の政権軍による北部の要衝アレッポ制圧後、主戦場は首都ダマスカス中心部の北西約20キロにあるバラダ渓谷の村落へ移った。人口は少ないが、反体制派が支配しダマスカスの水源地となっている場所だ。(共同)
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