Thursday, January 05, 2017 12:12 PM

日本に安堵と警戒感 トランプ氏の大使人事

 トランプ次期大統領がこれまでに起用を決めた駐日本、中国、イスラエルの3カ国の大使の人選で共通するのは、それぞれの派遣国に親近感を持つ人物を選んだことだ。親日派のハガティ氏起用は日本に朗報だが、トランプ氏が掲げる「米国第一主義」実現への「交渉請負人」(日米関係筋)でもあり、日本側には警戒感も漂っている。

 トランプ氏は駐中国大使にアイオワ州のブランスタド知事、駐イスラエル大使に弁護士のフリードマン氏を抜てき。ブランスタド氏は中国外務省から「中国の古い友人」と呼ばれ、フリードマン氏はイスラエルの占領地での入植活動を擁護している。

 ハガティ氏は2011年からテネシー州政府の経済開発責任者を務め、多くの日系企業の進出を橋渡ししたとされる親日派だ。(共同)