Friday, January 06, 2017 12:19 PM

豪テニス選手に八百長疑惑 昨年の全豪ジュニア王者

 テニスの昨年の全豪オープン・ジュニア男子シングルスで優勝した18歳のオリバー・アンダーソン(オーストラリア)が八百長の容疑で地元警察に取り調べを受けたと6日までにオーストラリアの複数のメディアが報じた。

 最新世界ランキング743位のアンダーソンは昨年10月のツアー下部大会で第1セットを落とすように指示された疑いがあるという。4-6で先取された後、2セットを連取して逆転勝ちした。

 テニス界では昨年1月、ウィンブルドン選手権を含むトップクラスの試合で八百長が横行していると英BBC放送が報じて衝撃を与えた。その後、審判員の八百長関与も発覚し、国際テニス連盟(ITF)や男女ツアーのATP、WTAは不正を監視する団体の設置など対応に追われた。今季の四大大会初戦の全豪オープン開幕が近づく中、有望選手の疑惑は再び波紋を広げそうだ。(共同)