Friday, January 06, 2017 12:22 PM

バングラデシュ日本人射殺犯を殺害 イスラム過激派幹部

 バングラデシュで2015年に岩手県出身の星邦男さん=当時(66)=が射殺された事件で、地元警察は6日、首都ダッカで事件を首謀した地元イスラム過激派の潜伏先を急襲し、実行犯の一人とみられるサダム・ホセイン被告を銃撃戦により殺害した。

 ホセイン被告は、過激派組織「イスラム国(IS)」に忠誠を誓う「新ジャマトゥル・ムジャヒディン・バングラデシュ(新JMB)」の幹部。潜伏先では、日本人7人を含む22人が死亡した昨年7月の飲食店襲撃テロの訓練役で同幹部のヌルル・イスラム・マルザン容疑者も殺害された。

 警察によると、星さんは北部ランプル近郊で農業開発に携わっていたが、15年10月3日、畑へ向かう途中、「報道」とのシールを貼ったバイクの男ら3人組に射殺された。ホセイン被告は3人のうちの1人とされる。当局は逃亡中の被告らを含む8人を訴追していた。(共同)