Friday, January 06, 2017 12:23 PM
米国へ工場移管で対応可能 トランプ氏批判に日本電産
日本電産の永守重信会長兼社長は6日の記者会見で、トランプ次期大統領がトヨタ自動車のメキシコでの新工場建設を批判したことに関連し、「場合によっては(自社のメキシコ工場から)米国内の工場に生産を移管して対応する」と述べ、米国に拠点を移す可能性を示唆した。
永守氏はトランプ氏の批判に対し「いかなるリスクにも耐えられるよう経営しており、想定の範囲内だ」と説明。メキシコで生産した製品を米国から「南米や欧州に移すことも考えられる」と話した。
日本電産はメキシコ国内に、自動車向けモーターの生産拠点を持っている。
また永守氏は、企業規模の拡大に伴いグループを挙げて推進中の働き方改革に関し「社内の生産性を向上させることで、残業を減らしていく」と強調。2020年に社員の残業をゼロにする目標の達成に向け、改めて意欲を示した。(共同)
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