Friday, January 06, 2017 4:51 PM

16年の記者死亡156人 過去10年で最悪とNGO

 紛争地の記者の保護を目的とする非政府組織(NGO)「プレス・エンブレム・キャンペーン」は6日までに、2016年に職務中に死亡したジャーリストが33カ国で156人に上ったと発表した。過去10年で最悪の数字としている。

 死者数の増加はシリア内戦の影響が大きく、シリアで14人が死亡。昨年12月25日に黒海に墜落したロシア機に乗り合わせて死亡したロシアの記者9人も内戦の取材に赴く最中だった。

 同キャンペーンは「シリア内戦では2012年から5年間で110人以上の記者が亡くなった。プロ意識を持ち続ける記者は危険地帯から逃げようとしない。国際社会が安全対策を講じるべきだ」としている。(共同)