Friday, January 06, 2017 6:31 PM

「プーチン氏指示」明記 米大統領選干渉で報告書

 米大統領選にロシアがサイバー攻撃で干渉したとする疑惑を巡り、米国家情報長官室は6日、ロシアのプーチン大統領が選挙に影響を与えるため、選挙への干渉を指示したと明記する報告書を公表した。

 ロシアの目的について報告書は、米国の民主主義プロセスに対する国民の信頼を損ね、民主党候補クリントン氏の名誉を傷つけて当選しないようにすることだったと分析した。プーチン氏とロシア政府は共和党のトランプ氏に対して明らかに好意的だったと指摘した。

 次期米大統領のトランプ氏は6日、自宅があるニューヨークの「トランプタワー」でクラッパー国家情報長官ら情報機関幹部から大統領選中のサイバー攻撃に関して報告を受けた。その後の声明で、ロシアのサイバー攻撃が常態化していることは認めたが「選挙結果に全く影響はない」と断言した。(共同)