Monday, January 09, 2017 12:25 PM

台湾総統、米議員と会談 トランプ氏周辺にも接触か

 台湾の蔡英文総統は8日、テキサス州ヒューストンで、同州選出のクルーズ上院議員と会談するなど共和党有力者と相次ぎ接触した。共和党のトランプ次期政権下で、米国と台湾の急接近を警戒する中国は反発した。蔡氏がトランプ次期大統領に近い関係者と接触したとの報道もあるが、確認されていない。

 クルーズ氏は会談後、中国がテキサス州の議員らに蔡氏と面会しないよう求める書簡を事前に送ったと明らかにし、中国の妨害工作を批判した。

 台湾紙、自由時報は蔡氏がヒューストンに到着した7日、トランプ氏の政権移行チームのメンバーでシンクタンク、ヘリテージ財団の創設者の1人、エドウィン・フュルナー氏らと昼食を取りながら米台関係について意見交換したと伝えた。台湾総統府は「不正確な報道」としている。フュルナー氏は蔡、トランプ両氏が昨年12月に行った電話会談の立役者の1人とされる。(共同)