Monday, January 09, 2017 12:26 PM
キプロスの再統合目指す 国連仲介、和平協議再開
地中海の分断国家キプロスの再統合を目指す国連仲介の和平協議が9日、ジュネーブで再開された。国連は今回の交渉を分断解消の「歴史的機会」と位置付け、進展があれば12日にトルコやギリシャ、英国など関係国を招き、グテレス国連事務総長主宰の和平会議を開催する予定だ。
1974年に南北に分断されたキプロスでは現在、南北の指導者が共に再統合推進派で和平の機運が高まっており、国連は昨年11月に新たな和平協議を仲介。2回にわたってスイスで交渉を行ったが合意できず、今回が仕切り直しとなる。
今回の協議には、北側の北キプロス・トルコ共和国(トルコ系)のアクンジュ大統領と南側のキプロス共和国(ギリシャ系)のアナスタシアディス大統領が参加した。国連報道官は協議前の取材に「今回合意できる可能性は高いとみている。それだけに決裂すると当面、再開は難しい」と話した。(共同)
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