Tuesday, January 10, 2017 11:22 AM

アマゾン、実店舗展開加速 米、書籍や食料品扱う

 ネット通販大手アマゾン・コムが、実際に商品を陳列して販売する「実店舗」の出店を加速させている。2015年11月に初めて開いた書店は近く8店に増やす予定で、昨年12月には食料品店の開設を発表。店舗から客を奪って急成長を果たしたアマゾンだが、一段の規模拡大を狙って店舗数を大幅に増やすとの観測も出ている。

 アマゾンの書店「アマゾン・ブックス」は本社のある米西部シアトルなど米国内に3店舗あり、ネット通販で人気の本を通販と同じ価格で売っている。近くニューヨーク中心部のセントラルパーク南西角にある複合ビル「タイム・ワーナー・センター」にも店舗を構える。中西部シカゴなどにも開店する予定だ。

 1月中にも初の食料品店「アマゾン・ゴー」をシアトルに開く。レジがなく、事前に登録した客が商品を持って店外に出ると自動的に精算が終わる仕組みを採用する。米メディアは、客が事前にネットで商品を注文し、車に乗ったまま受け取るドライブスルーの店もつくると報じた。(共同)