Tuesday, January 10, 2017 4:46 PM

11連銀が引き上げ要求 米公定歩合議事録

 米連邦準備制度理事会(FRB)は10日、2016年11月14日と12月の12日、14日に開かれた公定歩合会合の議事録を公表した。全12地区中11地区の連邦準備銀行からの引き上げ要求を受けて、12月14日の会合では公定歩合を0.25%引き上げて1.25%とすることを決定。翌15日から実施した。12月14日の連邦公開市場委員会(FOMC)が1年ぶりに主要政策金利のフェデラルファンド(FF)レートを引き上げたことに伴って、公定歩合も上げた。

 11月の会合では9地区の連銀が公定歩合の引き上げを要求。12月12日の会合では11地区の連銀が引き上げを要求した。ミネアポリス連銀は現状維持を主張していたが、15日付での公定歩合引き上げを追認した。

 FOMCは雇用の拡大と物価の上昇を考慮し、イエレン議長ら投票メンバー10人の全員一致でFFレートの誘導目標を0.50〜0.75%にすることを決めた。(共同)