Wednesday, January 11, 2017 10:24 AM

観客増で出来高ゲット インディアンスがユニーク契約

 大リーグ、インディアンスが3年総額6000万ドル(約70億円)で獲得した、通算310本塁打を誇るエンカーナシオンとの大型契約の出来高に異例の条項を組み込んだ。CBSスポーツ(電子版)によると、シーズンの観客動員が200万人に届くと、100万ドル(約1億2000万円)を手にするという。

 インディアンスは近年、観客動員で苦戦している。2015年まで減少に歯止めがかからず、ア・リーグを制した昨季でさえ30球団中28位の約160万人にとどまった。このオフのフリーエージェント市場で目玉だった昨季の打点王の加入で、観客増につなげたい思惑がある。

 メジャーでは時々、話題作りにユニークな契約が結ばれる。1972年にアスレチックスの名物オーナーだったフィンリー氏は宣伝のため、口ひげを蓄えた選手に300ドルを支払うことを約束した。口ひげが代名詞になった通算341セーブのフィンガーズは、ひげ用のワックス代として100ドルの手当を毎年の契約に盛り込んでいる。(共同)