Thursday, January 12, 2017 10:45 AM

米国、投手の上積みが鍵 WBC初優勝狙う

 3月に開催される第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で初優勝を目指す米国代表が、投手陣の編成に苦労している。

 エースとして期待された昨年のサイ・ヤング賞(最優秀投手賞)右腕のシャーザー(ナショナルズ)が右手薬指の疲労骨折で欠場。大リーグ公式サイトが確認した出場選手では、先発投手はシャーザーに代わって出場する昨季16勝のロアーク(ナショナルズ)に、いずれも9勝のアーチャー(レイズ)とストローマン(ブルージェイズ)の右腕3人。出場が期待される左腕プライス(レッドソックス)が加わっても迫力不足は否めない。

 最終メンバー提出の締め切りは2月6日で、同サイトによると、大会途中で入れ替えが可能な「予備投手」10人の枠が設けられるため、大物が加わる可能性もある。ただ、現時点では救援陣もミラー(インディアンス)を筆頭に3人しかリストアップされておらず「ブルペンは最大の未知な点だ」と不安視している。(共同)