Thursday, January 12, 2017 4:50 PM

日本とインドで映画合作 東京舞台、五輪前に松竹

 急成長するインドからの観光客拡大につなげようと、2020年の東京五輪を前に、日本の松竹が映画大国インドの制作会社とタッグを組み、東京が舞台の映画「ラブ・イン・トーキョー」を合作する。12日夜、首都ニューデリーで松竹などが発表した。

 日本とインドの会社による映画合作は異例という。プロデューサー役のインドの著名監督イムティアズ・アリ氏は12日「アジアは狭くなった。両国に橋を懸ける仕事が楽しみだ」と述べた。

 作品は1960年代に公開された東京を舞台とした異色インド映画と同名で、松竹がリメーク権を取得した。今回はインド人男性が東京で日本人女性と恋に落ちる物語で、9割を日本で撮影するヒンディー語映画となる。公開はインドが中心で、映画産業ボリウッドならではの歌やダンスで魅了する作品となりそうだ。具体的な公開時期は未定。(共同)