Thursday, January 12, 2017 4:51 PM

FF金利1%になれば保有資産の規模縮小も フィラデルフィア連銀総裁

 フィラデルフィア連邦準備銀行のハーカー総裁は12日、政策金利のフェデラルファンドレート(FF)金利が1%になれば、連邦準備理事会(FRB)は量的金融緩和に伴って膨れあがった米国債など保有資産の規模縮小を検討することができるとの見方を示した。講演のために訪れたペンシルベニア州モルバーンで語った。ロイター通信が伝えた。

 総裁は、FF金利が1%か、それ以上になれば「(国債などの)再投資をやめることを真剣に検討し始めるべき時期だと思うし、その後は時間をかけて(FRBの)バランスシートを縮小していくべきだとも考えるべきだ」と述べた。

 FRBの保有資産規模の縮小に関しては、ボストン連銀のローゼングレン総裁も、ロイター通信の9日のインタビューに対し「検討すべきだ」との考えを示している。(共同)