Thursday, January 12, 2017 4:51 PM

欧州車大手に規制逃れ容疑 米環境当局が責任追及

 米環境保護局(EPA)は12日、欧州自動車大手フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)が大気浄化法に違反した疑いがあると発表した。違法なソフトウエアを約10万4000台のディーゼル車に搭載し、基準を超過する排ガスを出す規制逃れをしていたとして、責任を追及する。

 これに対しFCAは「当社のディーゼル車は規制上の要求を全て満たしている」と容疑を全面否定する声明を発表した。

 EPAが問題視しているのは、米国で販売された2014〜16年型のスポーツタイプ多目的車(SUV)「ジープ グランドチェロキー」とピックアップトラック「ダッジ・ラム1500」。いずれも3000ccのディーゼルエンジンを搭載している。(共同)