Thursday, January 12, 2017 4:51 PM

「トランプ節」止まらず 変わる大統領像

 トランプ次期大統領が11日、大統領選後初めて記者会見に臨んだ。就任式は20日に迫っており、注目を集めたのは大統領にふさわしい品格があるかどうか。しかしメディアへの敵意をむき出しにするなど、歯に衣着せぬ物言いを抑えようとする気配はなかった。一方で支持者は変わらぬ「トランプ節」に留飲を下げ、喝采を送る。従来の大統領像が変わろうとしている。

 会見のハイライトは、質問しようとしたCNNテレビのベテラン記者との応酬だ。CNNの報道に不満を持つトランプ氏は「君には質問させない」と遮った。

 「君のところのニュースはでたらめだ」とまで批判されると、記者も「不当だ」と反論。記者団との今後の関係を予感させる丁々発止となった。「敵意全開。トランプ氏らしい」。政治アナリストのジョン・ゾグビー氏は率直な感想を語った。(共同)