Thursday, January 12, 2017 4:52 PM

アジア前方展開を維持へ 次期長官、応分負担も要求

 トランプ次期大統領が国防長官に指名した元中央軍司令官のマティス氏は12日の上院軍事委員会の指名承認公聴会で「アジア太平洋地域は優先課題であり続ける」と言明し、米軍の前方展開勢力を維持する考えを示した。

 トランプ氏が選挙中に日韓両国に駐留米軍経費の負担増を要求した点について「歴代政権は同盟国に軍事面の応分負担を求めてきた」として、交渉を通じて「一致点を見いだす」と言及した。日本側は「十分負担している」との姿勢を崩しておらず、摩擦もあり得る。

 北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)に関し、発射実験が最終段階に入ったと表明したことを「深刻に受け止めている」と強調。抑止に向けて国務省と北朝鮮との交渉方針を検討すると語った。(共同)