Tuesday, January 17, 2017 10:32 AM

タカタ製エアバッグでけが 国内では2人目

 ホンダは17日、昨年12月27日に神奈川県の一般道で、同社の小型車「フィット」が追突事故を起こした際、助手席のタカタ製エアバッグが異常破裂して金属製の破片が飛び散り、運転手が太ももに軽いやけどを負ったと発表した。国土交通省によると、国内でタカタ製エアバッグの関連事故でけが人が出たのは、2015年10月の日産自動車に続き2人目という。

 事故を起こした車は、リコール(無料の回収・修理)対象車だが、リコールは未実施だった。運転していたのは神奈川県在住の女性。助手席に人はいなかった。

 この車は03年製のフィットで、ホンダは14年12月に国交省にリコールを届けた。ホンダは14年12月と16年8月に所有者にダイレクトメールで通知したが、2回目は所有者が転居しており、返送されてきたという。その後、16年10月に車検を受けた際、所有者は整備工場からリコール対象との説明を受けたが、販売店で部品交換をしていなかった。(共同)