Tuesday, January 17, 2017 10:37 AM

円高進行一時112円台 東証続落1万9000円割れ

 17日の円相場は、欧州連合(EU)離脱交渉で英国が強硬姿勢を示すとの警戒感から、東京市場で1ドル=113円台前半に上昇した後、欧州市場で一時112円台に急伸した。円高進行が重荷となって日経平均株価(225種)は幅広い銘柄に売り注文が広がり大幅続落。終値として2016年12月9日以来、約1カ月半ぶりに1万9000円を割り込んだ。

 東京株式市場では、英国のメイ首相が17日の演説でEU単一市場からの離脱も辞さない考えを示すとの観測が強まり、銀行、証券の金融株などが売られた。

 円高の進行に伴い、英首相の演説を前に投資リスクを回避しようと、自動車や電機などの輸出関連銘柄にも売り注文が集まった。(共同)