Tuesday, January 17, 2017 4:41 PM

中国、ダム湖壁から仏像 600年前に制作か

 1950年代に建設された中国江西省撫州市のダム湖で、壁に彫られた全長4メートル弱の仏像が18日までに見つかり、文化財保護を担当する専門家らが現地調査を始めた。特徴から明朝初期の約600年前に作られたとみられる。中国国営通信、新華社などが伝えた。

 初期調査によると、仏像は台座も含む全長が約3.8メートル、頭部は約70センチ。昨年末、水力発電施設の修理のため水位を下げた際、水面に出た頭部に地元住人が気付いた。

 仏像は約60年間、水中に沈んでいたとみられ、今回の発見は地元住民の間で「縁起が良い」と評判になっているという。水没の経緯は不明だが、中国のネットでは、ダム湖には歴史ある多くの村が沈んでいると伝えられている。(共同)