Tuesday, January 17, 2017 6:22 PM

トランプ氏警備で14%減 ティファニー本店の売上高

 宝飾品大手ティファニーは17日、ニューヨーク中心部の5番街にある本店の昨年11〜12月の売上高が前年同期に比べて14%減ったと発表した。本店はトランプ次期大統領が住む「トランプタワー」の隣にあり、周辺の警備強化で客足が遠のいた。

 米国では、11月下旬の感謝祭から12月のクリスマスにかけて個人消費が盛り上がる。ティファニー本店は世界全体の売り上げの10%近くを占める重要店舗で、年末商戦の売り上げ急減は大きな痛手となる。

 トランプタワーの前は安全確保のため金属製のバリケードが設置されている。近隣の店舗に立ち寄る際には警察官に行き先を尋ねられ、手荷物を検査される。今月20日の大統領就任式以降もこうした警備が続けば、売り上げの回復は遅れそうだ。(共同)