Wednesday, January 18, 2017 10:01 AM

日本0.8%成長に上げ 17年予測、世界は3.4%

 国際通貨基金(IMF)は16日、最新の世界経済見通しを発表した。日本の2017年の実質国内総生産(GDP)成長率を0.8%とし、昨年10月時点から0.2ポイント上方修正した。米国と中国も引き上げたが、新興国・途上国を下方修正したため、世界全体は3.4%とし、予想を維持した。

 世界全体の成長率は18年が3.6%とし、16年の推計3.1%から2年連続で加速すると見込んだ。一方、トランプ次期政権のような保護主義的な政策が広まれば、世界的に貿易を抑制し、成長率を下振れさせかねないとの警戒感も示した。

 日本の17年の成長率を上方修正したのは「16年後半の景気が想定より良かったため」と説明。18年の成長率は0.5%とし、予想を据え置いた。(共同)