Wednesday, January 18, 2017 10:03 AM

系列超え資産管理銀統合へ みずほと三井住友トラスト

 みずほフィナンシャルグループと三井住友トラスト・ホールディングスが、それぞれの傘下の資産管理銀行を統合する方向で協議していることが18日、分かった。資産管理銀行は、機関投資家や年金基金から預かった株式や債券といった資産を管理したり、事務手続きをしたりする。日銀が昨年2月に導入したマイナス金利政策で低金利が続いて事業環境が厳しくなっており、経営を効率化するため系列を超えて規模を拡大する。

 統合を協議しているのは、みずほが54%出資する資産管理サービス信託銀行と、三井住友トラストが67%出資する日本トラスティ・サービス信託銀行。最終的には両管理銀行の合併を目指す。

 当初の統合形態は、持ち株会社を設け、両管理銀行を傘下に収める方法を検討。海外業務の連携も協議するとみられ、今後詰める。早ければ今年3月末までに発表する。(共同)