Wednesday, January 18, 2017 10:04 AM

F35戦闘機、岩国に配備 米軍、国外基地で初

 米海兵隊のF35最新鋭ステルス戦闘機が18日夕、配備先の岩国基地(山口県岩国市)に到着した。米国のアジア重視戦略「リバランス」の一環で、米軍が国外に配備するのは初。岩国には7月以降、厚木基地(神奈川県)から原子力空母ロナルド・レーガンの艦載機約60機も順次移駐し、軍事拠点化が一層進む。

 政府や米軍などによると、岩国配備のF35は垂直離着陸が可能な計16機。レーダーに探知されにくいステルス性能に加え、弾道ミサイルの発射を探知できる高性能レーダーを備えている。

 FA18戦闘攻撃機、AV8ハリアー垂直離着陸機との交代で、今回は10機、他6機は8月に到着する。今秋にも佐世保基地(長崎県佐世保市)に配備される強襲揚陸艦「ワスプ」の艦載機として運用される見通し。(共同)