Wednesday, January 18, 2017 10:05 AM

有名人、議員が就任式拒否 トランプ氏差別姿勢に反発

 首都ワシントンで20日に行われるトランプ次期大統領の就任式や関連イベントで、式典を彩る大物アーティストらが出演を次々と拒否している。移民や女性、人種・性的少数者に差別的なトランプ政権の姿勢が要因だ。女性黒人歌手ビヨンセさんらの出演が目立ったオバマ大統領の就任式とは対照的に、米社会の亀裂を反映した場になりそうだ。

 一方、約50人の民主党議員が就任式をボイコットする見通し。ワシントン・ポスト電子版は17日、最新の世論調査結果を発表、20日に大統領に就任するトランプ氏について「好意的ではない」と回答した人が54%で、「好意的」の40%を上回った。同紙は就任直前では「過去40年以上で最も不人気」と報じた。

 米メディアによると、出演が決まっているのはニューヨークの有名ダンスカンパニー「ロケッツ」や過去5回の就任式に出演した「モルモン・タバナクル合唱団」、人気オーディション番組で知名度を上げた若手女性歌手ジャッキー・エバンコさんら。(共同)