Wednesday, January 18, 2017 1:17 PM

拠出金見直しを主張か 公聴会で米国連大使候補

 トランプ次期大統領が国連大使に指名したニッキー・ヘイリー氏の人事承認公聴会が18日午前(日本時間19日未明)、上院外交委員会で開かれた。CNNテレビなどは、ヘイリー氏が公聴会で、米国は国連予算の22%を拠出しているのに、十分な見返りを得ているかとの疑問を呈し、拠出を見直すべきだと発言する方針だと報じた。

 「米国第一」を掲げるトランプ氏は国際協調より、単独主義的な路線に傾くことが懸念されており、トランプ氏の国連外交を占う上でヘイリー氏の証言が注目される。

 公聴会でヘイリー氏は国連安全保障理事会が昨年12月にイスラエルのユダヤ人入植活動を非難する決議を採択したことを巡って国連を批判し、国連の決定と米国の国益が一致しないことがよくあると指摘する構えだ。(共同)