Wednesday, January 18, 2017 1:17 PM

次期政権「財政赤字に配慮を」 ダラス連銀総裁

 ダラス連邦準備銀行のカプラン総裁は18日、トランプ次期政権は財政赤字の拡大に配慮すべきだと述べた。テキサス州ダラスで語った。ロイター通信が伝えた。

 総裁は労働生産性を向上させ、雇用を生む「適切な」政策を支持する一方で、財政赤字は既に持続不可能な域に達していると強調。赤字が急拡大しないようにすることを求めた。

 米経済の成長率については、次期政権の景気刺激策を考慮に入れなくても今年は2.3%を見込んでいると指摘。連邦準備制度理事会(FRB)は追加利上げを行い、可能ならば今年後半か来年にも、保有資産の規模縮小に着手すべきだと語った。(共同)