Wednesday, January 18, 2017 5:00 PM

米大使候補、国連批判鮮明 拠出金見直し訴え

 トランプ次期大統領が国連大使に指名したサウスカロライナ州知事のニッキー・ヘイリー氏は18日、上院外交委員会で開かれた人事承認公聴会で、国連のイスラエルや北朝鮮核問題への対応に不満を示し、トランプ氏の主張に沿って国連を批判する姿勢を鮮明にした。ヘイリー氏は国連への拠出金の在り方を見直すべきだとも訴えた。

 「米国第一」を掲げるトランプ氏は国際協調より単独主義的な路線に傾くことが懸念されており、国際社会でトランプ次期政権の国連外交に警戒感が高まりそうだ。

 公聴会でヘイリー氏は国連安全保障理事会が昨年12月にイスラエルのユダヤ人入植活動を非難する決議を採択したことを「大きな誤り」と批判し、北朝鮮の核開発の阻止でも国連は失敗していると非難した。(共同)