Thursday, January 19, 2017 10:51 AM

米銀の差し押さえ慣行捜査 次期財務長官が当時会長

 ウォールストリート・ジャーナル(電子版)は18日、トランプ次期政権の財務長官に指名されているムニューチン氏が会長を務めた米ワンウエスト銀行を巡り、差し押さえ慣行が適正だったかニューヨーク州のシュナイダーマン司法長官が捜査していると報じた。関係者の話としている。

 捜査は2012年までさかのぼって行われているという。当時の会長はムニューチン氏だった。今後米議会などで真相究明の動きが広がる可能性がある。

 同紙によると、ワンウエスト銀の一部門が、持ち家を担保に融資する「リバースモーゲージ」で、高齢者の物件を無理やり差し押さえる手法をとっていたかどうかが捜査の対象になっている。捜査は初期段階という。ムニューチン氏の代理人は「あらゆる捜査は『政治』でしかない」と述べたとしている。(共同)