Thursday, January 19, 2017 10:53 AM

全日空機が滑走路外れる 新千歳「曲がりきれず」

 19日正午ごろ、北海道の新千歳空港で、秋田発の全日空1831便ボンバルディアDHC8-Q400(乗客21人、乗員4人)が着陸時に滑走路(3000メートル)を外れ、積雪の中で止まった。けが人はなかった。全日空によると、滑走路の左側にある誘導路に入ろうとしてスリップし、パイロットは「曲がりきれなかった」と話しているという。

 乗客は約1時間後に機体から降り、バスでターミナルビルに移動した。空港は滑走路2本のうち1本が約6時間閉鎖された。雪の影響もあり、この日は50便以上が欠航、200便以上に遅れが出た。

 国土交通省によると、同機は滑走路の端を越え、オーバーラン対策として設けられた「過走帯」(長さ約60メートル)も通り過ぎた。燃料漏れや空港施設の損傷はなかった。(共同)