Friday, January 20, 2017 10:03 AM

米当局、テスラの調査終了 自動運転の機能に欠陥なし

 フロリダ州で昨年5月に起きた「自動運転」機能を使用中の乗用車による死亡事故で、原因を調べていた米道路交通安全局(NHTSA)は19日、この車を造った電気自動車メーカーのテスラ・モーターズへの調査を終了した。この機能の「設計や性能に欠陥は見つからなかった」と結論づけた。

 ただ、この機能があらゆる衝突事故を防げるわけではないなどと指摘し、米メディアによるとNHTSAはテスラが機能を「自動運転」と名付けたことを批判した。

 事故を起こしたのは、主力セダン「モデルS」の2015年型。車線を自動的に認識しながらハンドルを操作したり、緊急時にブレーキを自動的にかけたりする機能を使って走行中に、前方を横切ろうとしたトレーラーの側面に潜り込む形で衝突した。テスラ車の運転手が死亡した。(共同)