Friday, January 20, 2017 10:04 AM

今年3回の追加利上げが妥当 フィラデルフィア連銀総裁

 フィラデルフィア連邦準備銀行のハーカー総裁は20日、ニュージャージー州サマセットで講演し、米経済が現状の成長を続ければ「今年は3回の追加利上げが妥当だ」と述べた。

 トランプ次期政権の景気刺激策が経済に及ぼす影響に合わせて利上げのペースを調節する考えも改めて示した。

 ハーカー総裁は物価上昇率について、過去数年の指標や傾向から考えて「今年か来年には連邦準備制度理事会(FRB)の目標の2%に届くだろう」と指摘。労働市場については、労働参加率が低いものの、失業率などの面から「ほぼ最大雇用の状態だ」と強調した。(共同)