Friday, January 20, 2017 10:04 AM

パルミラ遺跡また破壊 再占拠の「イスラム国」

 シリアの国営通信は20日、同国中部の世界遺産パルミラ遺跡を再占拠した過激派組織「イスラム国」(IS)が、重要な史跡である「四面門」と「円形劇場」を破壊したと伝えた。

 映像は伝えられていないが、国営通信は「円形劇場の正面」が破壊されたと報道。ロイター通信によると、四面門はほぼ全壊した。

 ロイターによると、国連教育科学文化機関(ユネスコ)のボコバ事務局長は声明で「新たな戦争犯罪で、シリアの人々や人類にとって計り知れない損失だ」と非難した。(共同)