Monday, January 23, 2017 10:41 AM
MRJ開発費1000億円増へ 三菱重20年半ばに納入延期
三菱重工業は23日、子会社の三菱航空機(愛知県豊山町)が開発している国産初のジェット旅客機MRJ(三菱リージョナルジェット)の初納入時期を2年延期して2020年半ばにすると正式発表した。現在3000億円規模と想定している開発費は、3〜4割に当たる約1000億円増加し、4000億〜5000億円程度になる見通しだ。
安全性を高めるために機体の設計変更が必要と判断した。MRJの納入延期は5度目。今後の販売への影響は避けられず、同社の航空機事業は正念場を迎えた。
三菱重工の宮永俊一社長は東京都内で記者会見し「長い事業展開のため、よりよい結果をもたらすだろうという判断のもとに(設計変更を)決断した」と説明した。装備品の配置や電気配線の設計を今後見直すという。(共同)
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